どうもーころころです。
前回のブログで、資格を取得する際にもらえる「教育訓給付制度」を知った!ということを書きました。
これを活用しない手はない!と、どんな資格がいいだろう~と色々と調べてみました。
厚生労働省HPより
まずは最大70%の給付を受けられる資格を見てみます。(表で赤文字になってるやつ)看護師や美容師、保育士、栄養士、調理師などは学校に通わないといけなかったり、実務経験が必要だったり。仕事をやめてそれらにシフトするのは、今の私には現実問題かなり厳しい。そもそもその分野に興味がないからだめだ。
そんな中、聞きなれないカタカナが。
「キャリアコンサルタント」
最大70%も補助が出る!なんかカッコよさげ~な響きの資格、これはなんだ?と思い、いろいろと調べてみました。
キャリアコンサルタントってどんな職業?
キャリアコンサルタントは2016年4月施行の職業能力開発促進法において国家資格と定められています。
キャリアコンサルティングとは「労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力の開発及び向上に関する相談に応じ、助言及び指導を行うこと」と定義されています。
キャリアコンサルタントは、企業の人事・教育関連部門、大学のキャリアセンター、公的就業支援機関、人材紹介・人材派遣会社など、幅広い分野で必要とされています。
要は、仕事を探している人に対して、その人の能力や適性に合わせた職業を紹介する業務を行うプロフェッショナルといったところでしょうか。
え、これ国家資格なの?
ぶっちゃけ、人材派遣会社の職業を紹介するスタッフさんでこの資格を持っている人はあまり見かけません。そう、この職業って誰でも出来る。弁護士や医者のような、その資格がないとその業務を行ってはいけないという「業務独占資格」ではないんです。
ただ、同じ業務は資格がなくてもできるけど、資格保持者じゃないと「キャリアコンサルタント」とは名乗れないようです。
比較的取りやすい国家資格
キャリアコンサルタントは、国家資格の中でも比較的取りやすいと言われている資格だそうで。転職に有利だと言われる社労士と比べてみると…
社会保険労務士
勉強時間…800~1,000時間
合格率…6~7%
受験資格…短大、4大、高専、所定の専門学校卒、または実務経験3年以上、または公認会計士などの厚生労働省大臣が認めた国家資格を有する人
キャリアコンサルタント
勉強時間…講習+100~200時間
合格率…50~60%
受験資格…誰でも受験可
キャリアコンサルタントは、私みたいなほぼ高卒(専門いったけど全く役にたたない…)の人間でも受験資格があるということです。そして養成講座に通って勉強すれば、全然手の届く資格っぽいです。
だったらキャリアコンサルタントの資格取ればいいじゃん!と、単純に考えていたのですが……
キャリアコンサルタント資格、最大のネック
最大のネックは、資格取得までの費用がバカ高いこと。まず指定の養成講座を受けないといけないのですが、資格取得までの費用は大体約50万かかる(!)。教育訓練給付で最大70%給付を受けたとしても、最低10~15万は実費に。まぁそれは良しとしても、この資格を保持するには、5年ごとの更新が必要なのですが、更新費用もバカ高い。更新費+更新のための講習費用で12万はかかるというのです。そしてキャリアコンサルタント技能士2級、1級、、とレベルを上げるごとに受験費用がかかります。……そこまで払ってまでも取るべき資格なのだろうか?と考えてしまって、この時点で諦めました(笑)。
そもそも、この資格は国が「キャリアコンサルタント養成計画」と銘打って、2024年までにこの資格を持つ人を10万人にまで増やす、という壮大な計画があるのです。なので、合格者を増やす必要があるので合格ラインを下げて取りやすくしているんでしょうね。(今年時点で7万人に満たないから、焦っているのでは…とか思っちゃう)
誰でも取れる資格=需要がそんなにない
ってなっちゃうよね。そら~1000時間勉強して合格率6%の難関を突破した社労士の方が価値はありますよね…。
というか、国もそんなにキャリアコンサルタントを増やしたいなら、まず養成講座の受講費用などを下げるべきだと思うのですが、、(天下り団体のための資格だ~なんて言われてるけど、実際はどうなのか??)
キャリアコンサルタントの資格を取ったら、転職に有利なのか?
キャリアコンサルタントの活躍の場としては
①企業、組織の中での人事部や人材開発部門など
②人材派遣会社
③ハローワークなど公的支援機関
④大学などの教育機関
⑤個人で独立して講師など
があげられます。
もし今すでに人事部や新人教育部門などにいたり、人材派遣会社に勤めているなら、この資格は活かせそう。そして今後その業界で働きたい希望があるなら、その知識は役立ちそうだし転職に有利かもしれない。
実際に、この資格を持ってるとどんな求人が出てくるかな~と思って検索してみたら、やはり人材派遣会社がほとんどでした。給与で見てみると、ぶっちゃけ全然よろしくない。私が住む地方でパートだと時給900円~1,000円、正社員でも18万~といったところ。うちの会社と変わんないじゃん( ;∀;)
そして、実際の業務になると、いかに数をこなし、いかに企業からマージンを取るかが問われるんだろうなぁと安易に想像つきます。
それでも国家資格を持っている強み
と、まぁ悲観的なことばかり書いてしまいましたが…「国家資格」を持っているだけで、「おぉ」っとなることも大いにあると思います。特にキャリコンはまだ歴史が浅いので、知らない人も多く「なんかわからないけど凄そう」と思われそうだし(笑)
ネットを見ていると、結構散々に書かれていますがwこの資格の活かし方はその人次第なのかな~と思います。
国家資格というだけで、企業でも新人指導や講演などの需要はあると思うし、今は
↑こういうのに登録すれば、専門家として記事監修も出来るから結構くいっぱぐれないのかも。自分をきちんとブランディングしていけば、キャリアコンサルタントとしてがっつり稼ぐことも夢ではない気がします。資格を活かすも殺すも自分次第ってことですよね。
まとめ
・比較的簡単に取れる国家資格だが、転職に有利かというとそうでもない。
(世の中そんなに甘くはなかった)
・国はキャリコンを増やしたいと言う割には、資格取得までにかかる費用が高すぎる。
・この資格を活かすも殺すも自分次第。
検討の結果、私はこの資格は取らなくてもいいかな…という決断に。資格も色々調べてみると面白いですね。今回いろいろ調べてみて、キャリコンよりFP3級の方が自分のためになるのかな~と思いました。FPも転職などには特に有利とかにはならないようですが、お金の知識はつくので自分のためにはなるのかなと。FP技能士の資格も教育訓練給付制度の対象のようですが、3級レベルだと参考書だけでよさそうです。
FPにチャレンジすることになったら、こちらでまた報告します(/・ω・)/
参考書もいろいろありすぎて、どれがいいのかわからない!(汗)
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